〈取材対象:五十嵐 太郎さん / ONE TOHOKU:小松崎〉
太郎くんは今大学4年生ということですが、最初にONETOHOKUに関わったのはいつでしたか?
実は大学1年生の時から関わらせてもらってました!初回は今も行っているファイブブリッジで開催されてたミーティングでした。その時いたメンバーにどら焼きをもらったことを今も鮮明に覚えてます(笑)時間が経つのは早いですね...!
時の流れは早いですね...ONETOHOKUに入ろうと思ったきっかけは何だったのですか?
そうですね。元々大学生になったら「なにかしたい」とは思っていたものの大学1年生の時がちょうどコロナ禍で...入学してから11月まで何もできずに時間だけが過ぎてしまったんです。その時に高校の野球部の同級生の繋がりでstudio080で行われる就活イベントに行くことになってそこでONETOHOKUのメンバーに出会ったことが最初のきっかけでした!
なるほど。そこで出会ったメンバーと話してなぜONETOHOKUに来てみようと思ったんですか?
大学生になってから荒浜で農業復興支援のボランティアをしていたんですが、活動する中でまちづくりや人づくりって難しいなと思っていたのでその話を雑談程度にしたところ「まちづくり、人づくり」ならONETOHOKUでやってるから遊びに来なよ!と声をかけてもらえたのが大きかったですね!
ちなみにONETOHOKUという名前はその時初めて聞いたと思いますが最初のイメージはどんな感じでしたか?
当時、大学1年生でTHE・意識高い系!みたいなものを何も知らなかったので人生で初めて関わった社会人のコミュニティでした。でも正直なところ、ここに居ればなにかできるんじゃないかという下心は少しありましたね(笑)
下心(笑)限られた時間とリソースの中で関わりを作ろうとするからこそ、そういう期待感があって関わるのは普通のことだと思いますよ!実際に関わってみて感じたこととかはありましたか?
実際にすごいなあと憧れるような社会人の方はたくさんいました!当時は会話の内容も全然分からなかったのでやばいところに来てしまったかも知れない...と思ってある意味身構えてたところはありましたね(笑)でも毎回何が始まるんだろうとわくわくドキドキしながら活動に参加してました!
初めてのコミュニティだったけど参加することは嫌では無かった?
全然嫌ではなかったですね。大学生になったら何かしようと思うできごとがあったので!
それはどんな出来事だったのか聞いてもいいですか?
高校まで野球一筋でやってきてたんですが、大学受験の時に行きたかった大学に行けなくて。失敗の原因を考えたときに目的に向かって逆算して考えて行動することが足りてなかったんだと思ったんです。なので「活躍できる社会人になりたい」と思った時に逆算して大学生は楽しむという軸としっかり吸収するという軸2つを持って生活したいと思ってたので冒頭でも話した通り大学に入ったらなにかしたいという想いに繋がったんです。
素敵なきっかけですね!太郎くんなにかやりたいという思いがあるところにONETOHOKUがちょうよくハマったという感じですか?
そうですね!
ハマってよかったです!ONETOHOKUは関わり方が多種多様というところも1つの特徴だと思いますが、太郎くんは最初のころどんな風に関わりたいなと思ってましたか?
そうですね。素敵なメンバーに触れたことで、ここに居続けたら何か変わるかもという期待感もあってもっと知りたいしやりたい!と思っていたので運営として関わってみることで経験を積みたいなと思っていました!
なるほど!関わってみてどう感じましたか?
多くの社会人は仕事が終わったら家に帰るものだと思っていたのに、まちづくりしよう!楽しいことやろう!と動いている社会人のメンバーに刺激を受けていたのですが、実際に自分がトークイベントを運営してみた経験が印象に残っていますね!
そのイベントには私も参加しましたが、初めてとは思えないくらい太郎君の空気感が出ていたし、スムーズに運営できていたなと思いました!ONETOHOKUに関わってみて太郎君の目的は達成できましたか?
当時は下心がありましたが、いい意味で期待を裏切られてましたね(笑)ここに居れば自然にビックになれるとか思ってたけど、ONETOHOKUにいる人たちは”この街をどうするか”という大きな目的に対してその大変さ?のようなものを見せずにラフにやっているところが2つのエンジンを使ってやっている姿に純粋に「こっちのほうが幸せかも」と思ったんですよね。当初の目的で言えば達成はしてないですけど恩恵は受けましたね
すごい恩恵ですね。それを受けて向かいたい方向は変わったりしたしたんですか?
めちゃくちゃ変わりましたね!!大学入学時は、大学2年くらいで起業してやるぜ!くらいに思っていたんです(笑)経済的に成功すること自体が悪いわけではないですけどそれを目的にするのは違うかもしれないと思ったんです。感覚的にスタートアップとかでバリバリやるというよりは身近な街づくりという視点で関われるONETOHOKUのような団体で活動するのが自分らしいなと!あのままの自分で進んでたらすごく嫌な奴になってただろうなと思います(笑)
すごい変化ですね!たしかに今の太郎君はいいやつだなと思います(笑)4月には就職で東北を離れてしまうけど、これからはどう関わって行きたいとか希望はありますか?
関わり方はすごく難しいなと思うんですけど、関わりしろがあったら飛び込んでいきたいなと思ってますし、飲み会はいつでも行きたいと思ってます(笑)
大歓迎です!では最後にこれから関わろうとしている学生さんに対して太郎君からメッセージがあればお願いします!
自分の夢とか目標はないけど、志はあるという人にぜひ参加してほしいなと思います!医者になりたいとか明確な目標は無くても、なにかしたいけど具体的な動き方や何をやればいいかわからないという人が来て、それを体現する場所はONETOHOKUじゃないかもしれないですけど、いろんな人との出会いとかきっかけとかでやりたいことが鮮明になることもあると思うのでぜひ参加してみてほしいですね!
自分の夢とか目標はないけど、志はある人に参加してほしいという部分すごく分かります!太郎君のように自分の心地よい形で関わる学生さんが増えるといいですよね!東京に行っても東北で過ごした日々を忘れずたまにはみんなで集まりましょう!お話聞かせてもらってありがとうございました!
【取材協力】
五十嵐 太郎(いがらし たろう)さん
2002年生まれ。宮城県仙台市出身。大学卒業後新卒で●●に勤務後、自分模索期間を経て、現在は利府町の地域おこし協力隊/studio080でのインターン/ONETOHOKUの運営/荒浜でのコンサートイベントの実行委員など様々な分野に関わりながら東北を盛り上げ、面白い地域にしてくために日々活動をしている。